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ここの管理人の愚痴と忘備が書かれたページです。
検索サイトからこのページに辿り着いた皆さん…過去ログに目的の一文があるかも…
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雑記帖


2003-02-04[Tue] [長年日記]

立春

一昨年あたりからでしょうか、コンビニで太巻きを節分にあわせて販売するようになったのは… どうも関東以西の風習のようなのですが…

我が家は豆まきと鰯かな。私が幼少の頃は豆まきは子供の仕事でした(^^; 「鬼はそと」が2回に「福はうち」が3回。各部屋の扉と窓を寒いなか全て開けて、豆を投げつけます。掃除が大変(^^;その年の大掃除で出てくる豆も(^^; あとは食卓に鰯。それと「晦日なので」といつもとは、ちょっと違った食事。

今日から春… 桜の花が楽しみです。

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[マリみて]<%=isbn_image_right '408614459X'%><%=isbn '408614459X','マリア様がみている'%>

2巻目は今晩からのお楽しみとして…

ここ数年、残念なことに、小説を読むことが少なくなっています。そんな中でも集英社というとあまり今まで購入したことが無かった出版社です。コバルト文庫も当然ありません。いや、記憶に無いと言った方が良いかな。作家で買った数冊はあるにはあるのだが、現在段ボール箱の中に仕舞われている文庫です。

私の認識だと、コバルト文庫の読者ターゲットは女子小中学生、運が良くても(?)女子高校生でしょう。これは「マリみて」を読んでも変わってはいません。その文庫シリーズの中の数冊を30歳も半ばのおじさんが読むことになろうとは… さらに、1冊で、はまって全巻購入し、ついでにネタバレ怖くてWebも情報収集を避けている始末… これで、あとの11冊がつまらなかったら目もあてられない(TT)

どうも「百合」との評価もあるようなのですが… というか、そうだと言い切られて半年前に奨められた(^^;のですが、私の中の分類だと、ジュブナイルもの(?)*1でしょうか。ちがう分類方法だと学園モノの範疇。「百合」って感じは薄いかな。特段に論を起こすわけでも無いので、その範疇の境界線を明確にしてみることはしないが、まあ百合といわれれば「そうかも」と思う程度の学園モノです。

いや、それとも、これからが凄いのか… そもそも私自身が百合という分野の本を読んだ機会が少なくて、分類の境界線を認識できていないだけなのかも知れない。

「マリみて」の類書と聞かれれば、私の場合はいまのところ「ひみつの階段」(半月程前に新装丁の2巻目を見かけて買ってきたんですが、別の出版社からでているんですよそれも新エピソード付き*2)でしょうか。いや、もっと沢山あるのかも知れないが、あまり多くの小説も漫画も読まない小生としてはこのあたりしか思いつかない。読んでいて思い出した他の作品が「月は東に日は西に」*3や「おにいさまへ…」*4だったりするのだから、どうも、あてにはならない…

さて、雑記帖(>私の日々の愚痴が書いてあるこのページ)に、わざわざ感想らしきものを書いているほど、何が良かったかというと、読んだ時の気恥ずかしさが良いのです。感じとしては、書店の片隅で、少女コミック誌を読む感覚、そう、コミックではなくコミック誌、それも、学ラン学帽姿で(^^; 

ちょうど物凄く忙しい期間に1巻〜3巻目まで買ってしまって「仕事が終わってから読もう」等と思ったは良いのだが、同じ部屋の中に楽しそうな本が3冊もあるのに、読まずにいられずに…

まさに、1巻目を読んだその行為は、現実逃避行動そのものだったからかも知れません。で、結構、物語にすんなり入っている自分がそこにはいました。

読み方としては、主人公(?)の祐巳ちゃんを視点で追っていくのが筋なのでしょうなぁ。きっと…

でも、あえて言いましょう! 私は「紅薔薇さま&祥子さま」です!

ええ、「横暴ですわ! お姉さまがたの意地悪!」で、やられてしまいました(*^^*)

出だしから「お待ちなさい」だし… 

タイを直したことを覚えていなし… 

「それ以上言ったら、私が許しません」だし…

「覚えていらっしゃい。必ずあなたの姉になってみせるから」でしょう(*^^*)

「祐巳はちゃんと台詞が頭に入っていますから」だし…

「この花のこと、覚えておいてね」だし…

作者が読者にハマリなさいと言わんばかりのキャラクタ。そしてその上をいく紅薔薇さま。この姉妹は、もちろん最高です(^^)b

でも、普通は、白薔薇さまが、受けるんだろうなぁ、きっと… 

祥子×祐巳*5がメインで、白薔薇さまのちょっかい出しで、物語を進めるって感じなんでしょうなぁ。きっと…

紅薔薇さま、出番少なそう(TT)

2巻目は「黄薔薇革命」なので、「安泰」の黄薔薇3姉妹物語であることは確実だし… 

どちらにしても、楽しみっすねぇ(^^)/

作者者紹介を読んで、作者は1965年生まれの方なのですね。なんとなく、物凄く若い作者と決め付けて読んでいたので、そこを読んだ時は、ちょっとした違和感があったのですが、年齢を想定してみて納得です。他の作品を読んだわけでも、このシリーズを全て読んだわけでもないので大外しかもしれないのですが、やさしい視線なのですよね、話全体が… 

いや、この手のライトノベルと呼ばれる作品群を読みなれていないせいなのかもしれませんが… 物語的にはチョイ役の子が言う台詞なのだが、「いろいろ事情があるのでしょうけれど、私、福沢さんが祥子さまの妹になったらいいな、って思っているの」(p.155)という台詞があります。このキャラクタをやさしく見るこの雰囲気が、このあとも、既に買ってしまったあとの11巻でも続くことを祈ってます。

*1 ジュブナイルっても微妙だよねぇ(^^;

*2 この漫画の作者もコンノ氏なのですよ。漢字は違うけど。たしか5、6冊でています。「ひみつの階段」で出版社が変更になって新エピソード付き2巻×2シリーズっていうのかな? あと題名が違うのですが中身が一緒の1冊。すぐにでてくるところには、最近買った1冊しかないので確認が厳しい(^^; 時間軸は同じはずなのに各話で前後するんで、斜め読みすると、また最初からテーブルで整理したくなります。「ひみつの階段」でタイムテーブルをつくってしまうと、もっと野暮な行為だと思ってしていないんですけどね。

*3 わかつきめぐみ氏の漫画。なんとなく思い出したんですよ。「不協和音ラプソティ」あたりも。そういえば最近読んでいないなぁ

*4 これは出崎&杉野コンビのアニメ版の方です。原作の池田理代子氏の漫画は未読だったりします。よくよく考えると「マリみて」が1998年5月発行。「おにいさまへ…」1974年に『週刊マーガレット』連載で1991年にNHK-BSで放送。世代が違うよな(^^; でもやっぱり「宮様」「薫の君」「サンジェスト」だもんなぁ。出てくる登場人物を全て使い切るあの脚本は良かった(^^) BSだから許されたのか精神安定剤をボリボリと食べるし… 雰囲気は「マリみて」と正反対かな。いまのところ(^^; そういえば、DVDボックス買ってしまったんだよなぁ(^^; 散財記録つけてないや…

*5 前後関係に意味は無い(^^; この場合は祐巳×祥子でもOKです。ほら、それはそれでこだわる人がいるからねぇ(^^;

[マリみて]野暮は承知で…

さてSFや擬似SFでもないのに物語の設定や背景をいちいち気にする行為はまったくもって野暮なコトである。それは充分承知しているのだが…

場所

東京都下。武蔵野の面影を未だに残している緑の多いこの地区で(p.006)

大概は、JRのM駅北口から出ている循環バスを利用して通学している(p.012)

銀杏並木の先になる二股の分かれ道で、どうも校門からマリア様の前までは続いていると思われる銀杏並木(ギンナン付き)(p.008)

トラックの外の堤のように盛り上がった緩やかな土手を(p.244)

ええ、良く知っている場所に似ています。東京都下で西東京市のはずれ、三鷹駅北口からの循環バス(○○学園前経由)。校門から突き当たりの校舎まで続く銀杏並木*1。計画的に植えたはずの銀杏並木なのに雌株があってギンナンが大量に落ちる。小学校は無いが幼稚園・中高校・大学とある女子校。似てる(^^;;;。でも、決定的に違うのは…「仏教系」なのですよ、西本願寺系。校門から見た雰囲気は、なんとなくミッションスクールぽいんですけどね。「グラビアアイドルの○○が在籍していた」とか「『やんパパ』や『First Love』のロケ地」という話題があった学校ですね。どうも来年から大学名から「女子」の2文字をはずすらしいのですけどね(TT)

*1 最初の数10mは松並木なのですけどね(^^;

季節と学校行事

・学園祭2週間前の月曜日から学園祭当日の日曜日までの話

修学旅行の写真が…運動会の時の写真。(p.024)

先月行われた花寺学院の文化祭に(p.056)

・ギンナンが落ちる頃

古い学校らしいので2学期制もしくは3学期制であっても変則学事日程の可能性もあると思われるが、普通の3学期制と仮定する。ギンナンが落ちるのは早いと9月下旬から11月初旬まで、メインは10月中旬でしょうか。学園祭2週間前の月曜日に、お隣の学校で文化祭が「先月にあった」とあるのですから、そこから8月中が夏休みとして、2学期、学園祭は10月の第2週以降であることは間違えないでしょう。挿絵も制服着用キャラクタ全員冬服のようですし… 夏服への言及が無いので同じデザインの夏服ってことも考えられますが… 暑そう(^^; あとは中間試験が学園祭の前か後かを示す記述があればもう少し特定可能ですね。

すると、体育祭と修学旅行が1学期から9月場合によっては10月までには、あったと思われます。修学旅行に関しては、1年生3学期の終わりに実施し写真の貼り出しが2年生になってからというのもありえるのですが、ここでは却下。

学校の規模

二年松組、小笠原祥子さま。ちなみに出席番号は七番。(p.011)

二年菊組三十番。支倉令さま(p.040)

一年桃組三十五番。福沢祐巳です(p.043)

クラス数が不明だが、1クラス40〜45名といったところだでしょうか。私学の高校は結構1クラスの人数に幅があるから。でも、40名は居そうですよね。

呼び名

「姓」を呼ばずに「名」に「さん」や「さま」を付けるのは、さほど珍しいこととは思わないのだが、キャラクタに名前が無い。いや、主要メンバと思しき3人(薔薇さま方)に名前が無い。読み落としがあるのかも知れないが、山百合会の薔薇さま方の名前が無い。現段階(1巻読了段階)で、再々読で確認はもったいないので、2巻目読了後に… と、いうか2巻目冒頭にキャラ一覧が挿絵で出ているんだけど、薔薇さま方だけ、名前が無いんだよなぁ(^^;;;

そういえば、3人が次々に喋るシーンが何回も出てくるんだけど、私はまだ、どのセリフが誰なのかが区別がつかない時がある。3人のうち、1人は紅白黄の誰かであることが判るのだけど、残り2人がどっちかわからないケースが多い(^^;;

「ロサ・キネシス」薔薇の名前ですな。ロサなんてところからすると学名?でしょうか

ロザリオ

早くも胸もとのポケットからロザリオを取り出していた。(p.073)

祥子さまは自分のポケットに手をいれた。(p.247)

どうもスールの姉から妹への授受と言う形でロザリオが渡されるのだが、そのもともとのロザリオは誰の物なのだろうか? それにポケットに入れておくのもの?なのか… ロザリオを持っているのは、カトリック系学校のお約束? 祥子さまのロザリオは紅薔薇さまのロザリオだったものなのだろうか… すると、祥子さまが紅薔薇さまの妹だというロザリオは… う〜む、このあたりは、あとで出てきそうなネタ*1だろうか。

*1 読者がネタっていうなよなぁ(^^; いや伏線? どっちも言うなって(^^;

山百合会

いわゆる生徒会ですが、幹部役員の数が少ないないかな。学校規模が推測できないので何ともいえないけど、スールシステム*1が形成されてきた経緯からは、生徒会というよりも自治会に近い雰囲気の組織運営だと思うのですよ。すると、幹部学生が3名、メインスタッフが最大で6名はキツイかなぁ。で、執行部の幹部とスタッフが学園祭で演劇だし… 普通の学校だとそういうものなのだろうか。

自分自身は母校しかしらないのだけど、結構大所帯だったから…

称号と敬称付けは…、なんとも恥ずかしい称号(失礼(^^;)で呼ばれる「ロサ・キネシス」「ロサ・ギガンテイア」「ロサ・フエイダ」ルビのポイントの関係で「ィ」が「イ」だったりはしているだろうことが予想できる。そうでないとちょいと読み難い(^^; この称号で相手を呼ぶ際には下級生は「さま」を付けるのか否か*2。下級生が呼ぶシーン「紅薔薇さま」に「ロサ・キネシス」とルビがあるが、薔薇さま同士で呼び合うシーンでも同様である。これは、尊称として使われる称号なので、敬称略が作法なのだろうか。

「つぼみ」がそのまま「薔薇さま」になるような記述が見受けられるのだが、世襲制なのだろうか… 「選挙」で選出されているような感じは全くない。番狂わせがない限り、大抵はそのまま次代の山百合幹部に持ち上がるので、薔薇さまの妹に限りつぼみという称号が与えられている(p.060-061)というので「番狂わせ」が選挙なのだろうか… 世襲制ではあるのだが、幹部を継ぐのは妹に選択権が一応あるのか…

*1 勝手にシステムと言っているが、どうも妹がいない上級生はいる。姉がいない下級生もいそうだ。全員が姉妹になる訳ではなさそう

*2 我ながら細かいなぁ(^^;; いいよねぇ、普通はそんなこと(^^;

先行作品

あとがきによると、以前に雑誌でだした同名作品があるようだ。隔月刊誌Cobaltあたりに書いたのだろうが、1998年5月よりは前の刊行号。手に入らないだろうなぁ、きっと(^^; で、半年先の話とのこと。読んでみたい… う〜む、資料を集めたいがネタバレが怖い(^^; とりあえず12冊読了まではお預け…

一応図書館の蔵書検索… 

まずは国会図書館のNDL-OPACだと

請求記号:Z32-660

所蔵事項:1巻1号=1号(1982年夏) -

つぎに都立3館検索だと、

新聞雑誌年鑑タイトルID:ZT68760000

蔵書館:多摩 多)新聞雑誌

所蔵範囲:(1986.5-2003年2月)5巻2号通巻16号-22巻1号通巻110号+

らしい… 大丈夫だろう。それにしても、都立は、多摩館しか収蔵していないあたりが、なんともコバルトという感じではある(^^;;;

たくさんの小道具

伏線につかえそうな小道具が目白押しである。1読目だとドップリ浸って読んでいるのであまり気にならないのだが… どこまで使ってくるのかが楽しみです(^^;;;*1 既に使われてしまっているので伏線とは言えないけど「古びた温室」この講堂の斜め脇というか、…(p.225-234)からのシーンは、再読時はアンテナ貼りまくりです(^^; 学園モノの王道としては温室取壊しエピソードあたりなんでしょうけど、その他にも小ネタでたくさん出てきそう。普通、学内に温室は2つ無いものなぁ(^^; それも人があまり寄らないのに何となく管理されている温室… 

他にも沢山…

まあ、これくらいにしておきましょうか、気にしていると、2巻目が読めないので…

*1 いやいや、そういう作品ではないのだろうけど、それは重々承知で(^^;

本日のツッコミ(全6件) [ツッコミを入れる]
garsl (2003-02-05[Wed] 00:07)

高校の帰りに制服のまんまで花ゆめやら少コミやら立ち読みしてましたがなにか(笑)。

サイエイ (2003-02-05[Wed] 01:07)

なんかメッチャ力説してるやん!

お台場コーディ (2003-02-05[Wed] 03:26)

百合とレズは似て非なるもの…ボゾ

garsl (2003-02-13[Thu] 02:44)

なんかいつのまにか加筆されてるっ!

showei (2003-02-13[Thu] 07:01)

「黄薔薇革命」を読むまでの間に思いついた部分を書いたです。流石に一気に書く時間が取れないです(^^;

Zopa (2005-01-14[Fri] 13:16)

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[]

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